ドイツで初めて食べたサラダ
スーパーに行ったら、サラダの量り売りコーナーに
見慣れない物体が置かれていた。
もう何年も通っているスーパーなのだが、目についたのは初めて。
その物体は、すごく鮮やかな緑色をしていて、ちょっとヌメヌメしている。
海藻?
しかし、海藻にしては、緑が鮮やかすぎる。
ピーマン?
ショーケースを覗きこむ熊子。
海藻か?ピーマンか?

店員に「これは何?」と聞いたら、試食させてくれた。
ご丁寧に、試食用の容器に入れてくれて。

海藻って、もっと暗い緑だよね?
深緑というか、黒っぽい緑。
でも、これは、とてもきれいな緑色。
「いただきまーす」
う、う、う、うまい!

これは、間違いなく海藻!
コリコリとした歯応え、ヌメヌメとした食感。
もう最高?

数年ぶりの海藻は、そりゃもう涙が出るほと美味かったぁ。
こういう食材に、ずっと飢えてたの!
味付けは、ゴマ油が効いていて、まさに中華サラダの味。
日本でよく食べる味そっくり。
熊子、感動?

というわけでお買い上げ。

まさか、海藻サラダがドイツで買えるとは思ってもみなかったな。
しかも、アジア系とかじゃなくて、ごく普通のスーパー。
日本食ブームにのって、ドイツ人も健康志向に目覚めたのかしら?
それにしても、なんか変な緑色だ。
ヨーロッパの海の中を泳いでいる海藻は、色が鮮やかなのかしら?
なーんて、考えながら食事をしていたら
時間経過と共に、緑色が少しずつ抜けてきた。
海藻の下には緑色の液体がうっすら。
もしかして、着色してる!?
それって不健康じゃん

健康なんだか、不健康なんだかよくわからないこの海藻サラダ。
とてもおいしかったので、もう一度買おうと思ったが
あれから一度も目にしていない。
滅多に登場しない商品のようだ。
うーん、謎めいている。
因みに、店員にこのサラダの名前を聞いてみたところ
ドイツ語で「Algensalat」とのこと。
「海藻サラダ」そのまんまである。
100gで1.8ユーロほど。
熊子の中では、ちょっと忘れられない商品になっている。
海藻に飢えてるあなたはポチ

