入院前の面談?前編?
あっという間に入院間近になった。
アレルギーの検査をすることになっていたので、町医者へ行く。
そしたらとんでもないことをされてしまい、熊子はマジで焦った。
抜糸に来るように言われた日は、まだ入院してるであろう日。
切開・抜糸が必要な検査だと事前に説明してくれていたら
熊子は検査を拒否したと思う。
「入院するから抜糸に来られない」と言ったら
「それは別の問題だから知らない。でも早く抜糸しないと身体に悪いわよ」だって。
頭にきたね。
入院前の心穏やかでいたいときに、すごく嫌な思いをしてしまった。
因みに、アレルギーと今回の入院は全く別の問題。
あっちもこっちも具合が悪くて、嫌になっちゃうよ

さて、今日は入院前の最後の診察日。
看護師との面談が始まったのが朝8時。
基本的な問診の他に、既往症、食べられない食材etc.
おもしろいなと思ったのが、熊坊との関係と住居の状況についての質問だった。
熊坊とは、法的に正式な夫婦orパートナーなのかということ。
日本では、あまり聞かれない質問なんじゃないかな。
住居の状況は、何階に住んでるかとかエレベーターがあるかとか。
病状によっては、エレベーターの有無で入院日数が変わったりするのかな。
30分程話した後、次はDr.との面談。
前回の診察で“感じの良い女医さん”と思った担当医が待ってると思いきや
そこにいたのは若い男性医師。
あらら?今日は担当医が不在なのかしら?
まぁ、いっか。イケメンだから

イケメン医師とは、診察後に治療について更なる詳しい説明をしてもらい
看護師同席の下、同意書の再確認を行った。
既往症については、詳細に尋ねられた。
一時間近くの面談だったかな。
質問にも嫌な顔をせず、丁寧に話してくれたのが好印象。
入院 中は、このイケメン先生が担当してくれるのかしらん?

と、期待&念のために「あなたが担当してくれるのですよね?」と聞いてみたら
「いいや。僕のチームの誰かが担当するよ」
だってさ

誰かって誰だよ!?
会ったこともない人が治療するなんて、大丈夫かいな!?

こういうことが起こり得るのが大病院だよねぇ。。。
次は看護師のところに戻って基本的な検査。
採血とか検尿とか。
あまりにたくさん血液を採られたので、貧血になったような気分になった。
全然フラフラしないよ、ただの気分だから

これが終わった時点で既にお昼。
次は入院棟へ移動して、麻酔科医との面談。
麻酔科の受付は、すご?く雰囲気が悪かった。
いかにもドイツ人的対応。
問診表に記載するように言われるが、わからない単語ばっかり!
一つずつ辞書を引いて調べていくが、これまた悪戦苦闘。
とうとう記入し終わらないまま、医師に呼ばれてしまった。
ここでは、口腔内のチェックの他、既往症とアレルギーについての問診が主。
ご存じの通り、熊子はアレルギー体質なので
ここでは、かなり時間をかけての面談となった。
面談してくれた麻酔科医では、どうも判断がつかないということで
「上司と相談する」といって待たされたりもした。
結果、熊子はハイリスク患者に認定され
治療を予定していた時間が、午後から朝一番に繰り上がった。
リスクの高い患者は、朝一になるそうだ。
ハイリスクと聞いてすごく不安にはなったが
問題が起きないための予防方法と問題が起きた場合の対処法を
医師は一つずつ説明してくれて、「心配しなくて良いのよ」と励ましてくれた。
優しい先生で良かった
治療の時間が朝一に変更になったことは、結果的には良かったと思う。
だって、病室でずっと自分の番が来るのを待ってるのって精神的につらいじゃない。
考える時間もないまま、さっさと終わらせてもらっちゃった方が気分は楽。
で、念のために先生に聞いてみた。
「あなたが担当してくれるのですよね?」
「いいえ。私のチームの誰かが担当になるわ」
またかよ!
なんだかんだで、麻酔科で2時間程過ごした。
食事は、前夜まで普通に食べて良いそうである。意外。
これで、入院前の面談は終わり…とはいかなかった。
やることが本当にいっぱい。
日本だったら、患者は病室のベッドにいれば良くて
医師や看護師が説明に来てくれる場合があるみたいだけど、シャリテーは違った。
自分の方から訪問しなければならない。
しかも、ヨーロッパ最大だけあって、移動するにも時間がかかる。
でも、救いだったのは、医師がみんな親切だったこと。
言葉の問題があるから、上手く言いたいことが伝えられなかったり
逆に医師の話が理解しきれなかったりして、時間がかかってしまったが
嫌な顔をされることもなく、最後まで話しを聞いてくれた。
日本の一部の医師のように
横柄だったり、忙しさを理由に話しを遮られてしまうなんてこともなく
医師の態度に不快な思いをすることがなかったのは良かった。
入院に対して、超ビビっていたが
「ここまできたら、この人たちを信頼するしかない」と思った。
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