鳥
12月31日から1月1日未明にかけて、アメリカの複数の州で
数千羽の鳥が大量死しているのが発見されたが
スウェーデンでも、大量死が発見されたらしい。
新年の花火の爆音が、原因の一説として考えられているようだが
人間のバカ騒ぎのせいで命を落としてしまったとしてら
鳥たちが、かわいそうでならない。
ドイツも本当にすごいんだよ、新年の花火と爆竹が。
職人が上げる大輪の花火は、美しいと思うし
安全管理も徹底されているので、見ている分には恐怖感もない。
だけど、一般市民が上げるロケット花火は、もう無秩序。
人が近くにいようが、住宅地のど真ん中だろうが構わず打ち上げ
一晩中爆音が鳴り響いて、とても眠れない。
バルコニーに火のついた花火を打ち込まれるので
火事になりやしないかと、心配でのんびり寝ていられないのだ。
実際、ベルリンではこの花火が原因の住宅火災が毎年起きているし
暴発事故等で、救急車が絶えずサイレンを鳴らしている。
除夜の鐘を聞きながら…という、静かに新年を迎える日本とは大違い。
花火の爆発音には、人間でもドキッとしてしまうのだから
状況がわからない動物たちは、もっと怯えてるに違いない。
鳥たちは、音に驚いて逃げ回っているし
この日ばかりは、犬も一晩中鳴き通し。
ドイツの犬は、よく躾されていて、無駄吠えすることなんてないのに
怖くて怖くて仕方なかったんだと思う。
場所が変わって、日本では鳥インフルエンザウイルスが各地で検出されて
鳥の殺処分が行われている。
宮崎の口蹄疫のときほど、ニュースになっていないようだが
このときと同じく、多くの動物の命が消え、養鶏家の生活の糧が奪われた。
家畜に限った話ではなく、野生の鳥への影響も大きく
鹿児島県出水市でも、ナベヅルへの感染が確認されている。
ナベヅルというのは、絶滅危惧種に指定されている大変希少な鶴で
世界の総個体数の9割が、出水で越冬するのだという。
つまり、この地で鳥インフルが蔓延すれば、それは絶滅を意味しかねない。
しかし、自由に飛んでいってしまう鳥だけに
ウイルスを封じ込めるのは、簡単ではないのだろう。
これ以上、被害が拡大しなければ良いけど。。 。
さて、ドイツでも、鳥に関するニュースが流れている。
なんと、鳥のエサにダイオキシンが含まれていたというのだ。
その汚染エサを食べた鳥は殺処分されたが
豚へのエサも混入していたという話も出ているし
1000ヶ所の農場が閉鎖されたことを考えると、被害は甚大。
オランダから輸入された飼料らしいが、すでに口にしてしまった人も多いだろう。
一部の報道では、加工食品用としてオランダへ輸出されたと言われているが
もしかしたら、自分も食べてしまったのではないかと、とても不安。
しかし、ダイオキシンに汚染されたエサを使い続けていたなんて
一体、何でこんなことが起きてしまったのか?
検査体制はどうなってんだ?
日本では、食品に関する社会問題が絶えないけど
ドイツも似たり寄ったりなのかもしれない。
スーパーや八百屋へ行くと、産地が表示されていない食品が多いしね。
今年も野菜作りに精を出すか

はじめは家計の節約の意味が大きかったけど
今は自分を守るためのバルコニー菜園だよ。
畑が欲しくなってきた!
↓安心して食事ができないのは問題ぽち

