イタリア旅行6日目。
明日、帰国するので、今日が観光できる最後の日です。
この旅行で一番楽しみにしていたカプリ島”青の洞窟”を目指します!
今晩の宿泊もローマなので、日帰りのカプリ島はけっこうきついのですが、
どうしても行きたかったんです!!
イメージとしては、大阪から新幹線で広島へ行き、そこから船で瀬戸内海の離島へ行くような感じでしょうか?
そもそもこの6日間の移動、
ヴェネチア→フィレンツェ→ローマ→ナポリ→カプリ島は、
わかりやすく言えば、
東京→名古屋→大阪→広島→瀬戸内海の離島ぐらいの大移動です。
この夏、沖縄の”青の洞窟”に潜ったのですが、透明度が悪く、イマイチだったんで、
今度こそ、自然の生み出す神秘的な空間で感動を味わいたいと思っていました。
ローマ発の日本語ガイド付き、カプリ島日帰りツアーは大人1名25,000円ぐらい。
高すぎるし、ナポリまでの移動がバスというのがつらいので、、
やっぱり自分達で行くことにしました。
朝食を済ませ、8時過ぎにホテルを出発。
ES
でローマからナポリへ向かいました。
意外と早く、約1,5時間でナポリ中央駅へ到着。
カプリ島へ行くには、ベヴェレッロ港かメルジェッリーナ港から水中翼船かフェリー
が出ています。
近いのはベヴェレッロ港だけど、タクシーかバスで行くしかなく、
メルッジェッリーナ港ならメトロが繋がっていたので、わかりやすいと思ってそちらを利用することに。
しかし、それが間違いでした・・・・・
。
メトロの乗り場がなかなかわからず、乗った列車もメトロのはずが、いきなり地上に出て走り出すから、この列車でいいんだろうか?と乗っている間、ずっと不安でした。
なんとかメルッジェッリーナ駅に到着し、駅のインフォメーションで港の場所を尋ねると、
メルッジェッリーナ港からはカプリ島行きの船は出ていないって・・・・


はぁ? だって、どのガイドブックにも二つの港から出てるって書いてあったもん
結局、ベヴェレッロ港へ行くバスを聞いたのですが、本数も少ないし時間もかかるので、
タクシーで行くことに。ふーっ
すでに時間は11時過ぎ。
”青の洞窟”の美しいブルーを見たいなら午前中がいいっていうのにさ・・・・・。
11時55分発の水中翼船で、
50分かけて、遂にカプリ島に到着しました
ところが・・・・・
オエッー
こんなに晴れているのに、波が高くて船が激しくゆれる。
船内ではビニール袋が配られる。
イタリア人の陽気なおじさんがイタリア語でいっぱい話しかけてくれるのに、何言ってるのかわからないし、それどころじゃなくて・・・・。
50分は、かなりやばかったです
私はまだなんとか耐えましたが、だんなさまがダウン
青の洞窟へはここからモーターボートで25分、さらに洞窟の入り口付近で小船に乗り換え、中に入るらしいのですが、旅行中に出会った日本人観光客の情報では、船上での小船への乗り換え順番待ちが1時間だったとか。
それでもましな方で、多い時は2時間待つらしい。
炎天下の中1時間も船上でぷかぷか揺られ、暑いし、吐きそうだし、青の洞窟の感動よりも、体力的にきつかったとか・・・。
あ?どうしよう
それでも諦めきれない私は、だんな様を残し、一人で島を散策。
薬局を発見!!
「Mi sento male.
Posso avere una medicina?」
「気分が悪いので、何か薬をもらえませんか?」のつもり。
これで合っているのかわからないけど、本を見ながら適当に言ってみた。
薬局のおじさんは ??ってかんじだったので、
「nausea!」 (吐き気) と、ジェスチャーまでつけて。
そうしたら、「オウッ!」と言って薬を出してきてくれました。
おじさんに、「あなたは英語がわかりますか?」と聞かれ、あまりわからないのに、「少し」
と答えてしまい、おじさんは英語で薬の飲み方を説明してくれました。
なんとなくしかわからなかったけど、まぁいっか!と思いだんな様のいる所へ。
まだ、寝てる・・・・。
あまり知られていないけど、”青の洞窟”へは陸からのアクセス
があるよう。
ここからアナカプリまでバスで20分、さらにそこから洞窟行きのバスに乗り換えて15分ぐらいで洞窟の入り口近くまで行けるようなのだ。
まだチャンスはあるじゃん♪
そう思い、インフォメーションで詳しい情報を聞くと、
アナカプリからの”青の洞窟行き”のバスは、断崖絶壁を走るらしく、今日は波が高くて運行されていないって・・・

。
この波じゃ、たとえ船で行ったとしても洞窟には入れないかもしれない。
洞窟の入り口は1.5mぐらいだって言うし。
だんな様もつらそうだし・・・
ということで、せっかくここまで来たのに、”青の洞窟”を泣く泣く諦めました
カプリ島の観光は”青の洞窟”だけじゃないぞ。
気を取り直して、島の観光に出かけました。
これは、フニコラーレ(ケーブルカー)。
これで上まで登りました。
♪フニクリ、フニクラ?♪
陽気にうたうイタリア人。
この歌はフニコラーレの曲ですが、なぜか日本では、
「鬼のパンツはいいパンツ、強いぞ?、強いぞ?。」って歌ってるなぁ??
フニコラーレを降りると、カプリの街や海が一望でき、とても美しい光景が広がっていました♪
世界中からセレブがバカンスに訪れるこの島だけあって、街並みも洗練された雰囲気で、高級ブティックやブランドショップ、五つ星ホテルなどが立ち並んでいました。
どうせなら、この島で一泊したかったな・・・・・。
カフェテラスで、まったりと海を見ながらアイスレモンを飲むと、だんな様もすっかり元気になりました。
さて、そろそろ帰らないと、ES
に間に合わない・・・。
しかし、またあの水中翼船に乗らなければ・・・
この島で買った薬を2人ともすぐに1錠飲んでいたのですが、帰りの船が怖くてもう1錠飲みました。
帰りの船は、爆睡であっという間に到着。
さらにタクシーでもウトウト・・・と思ったら、ナポリのタクシーは超、運転が荒い!ハラハラするし、
ぼったくろうとするし
でも、ES
では爆睡、ローマに着いても2人とも目がトロンとして、ボーっとしてる。
睡眠薬を飲まされたかのようでしたが、たぶん薬の効き目が強すぎたんでしょう。
最後の夜は、リッチにリストランテで、ワインもたらふく・・・なんて考えてたのに、
もう眠くて眠くて
それどころじゃなかったです
結局この旅行で、”ウコンの力”のお世話になることはありませんでした。