このページはEtoJ逐語翻訳フィルタによって翻訳生成されました。

翻訳前ページへ


もりきちNEWS: 2009年11月

« 2009年10月 | トップページ | 2009年12月 »

2009年11月

2009年11月 5日 (木)

カンボジアの旅

急なお休みをもらったので、10月に忙しい旦那さまを残し、一人でカンボジアを旅行してきました

帰国して早1ヶ月経ち、記憶も薄れてきてますが

なんとか写真を整理して、ようやくUPすることができました

旅行を決めたのは出発のギリギリ5日前。

カンボジアへ入国するには滞在目的や期間にかかわらずビザが必要です。

大使館に行く暇もなかったので、あわててe-VISAというオンラインで申し込める電子ビザで取得しました。(現地の空港でも取得できますが私の英語レベルじゃ現地でアタフタするのが目に見えてましたから・・・・

成田を出発し、ベトナムのホーチミンまで約6時間。

そこから乗り継いで1時間でカンボジアのシェムリアップ空港へ到着しました。

日本との時差は?2時間です。

カンボジアは高温多湿な熱帯モンスーン気候で5?10月は雨季です。

ちょうど今は一番雨量が多い時期なので、一日に何度もスコールが降りました。

日中が40℃ぐらいになることもあるようですが、この時期は平均27℃ぐらいで、比較的過ごしやすい気候でした

233 こちらが4日間滞在したエンプレス・アンコールホテル。

カンボジアのホテルは、高級ホテルでもとってもリーズナブルです。

039 天上や壁、柱に木を贅沢に使ったクメールスタイルの素敵なホテルでした

501 泳がなかったけど、広いプールもありました。

499

今回の目的は、世界遺産の遺跡めぐりです。

トンレサップ湖北西岸の広大な密林地帯に点在する、アンコール遺跡群は9?15世紀にカンボジア一帯を支配したアンコール王朝のクメール王たちが築いた都城や寺院です。

15世紀に陥落し、長い間ジャングルに埋もれていた所を1860年にフランス人博物学者により発掘されました。

建物は風雨や内戦、盗掘で破壊が激しく1992年に世界遺産に登録され、世界各国が遺跡の修復事業に協力し、国内が安定した近年、こうやって観光できるようになりました。

そんな永い眠りから覚めたアンコール遺跡群・ ・ ・ ・

想像以上にすばらしかったです

では、その一部を紹介します

アンコール・トム

遺跡巡り1日目は、

アンコールワットに次いで有名な、アンコール・トムからスタートしました。

アンコール・トムは「大きな都」を意味し、バイヨン寺院を中心に12kmの城壁に囲まれ、見応えのある遺跡が集中しています。

514_2   まずは、南大門をくぐって中へ入りました。

車1台がやっと通れるぐらいです。

528_2 左右には全部違う顔の石造が並んでいて、中にはピカピカの真新しい顔もありました。

ちゃんと修復されているんですね。

ちょっとマヌケです

057_2 ここは、12世紀末に建造されたバイヨン寺院です。

神々の棲む聖域・メール山を象徴する形態をしています。

068

中へ入ると、第一回廊の壁面には、ぐるっと一周全部にレリーフがぎっしりと描かれていました。

日常生活の様子や戦闘場面など、一人一人の仕草もとっても細かいです。

ここは、仏教寺院として建てられていますが、ヒンドゥ教が統治した時期もあり、回廊のレリーフの一部では、ブッダの像をヒンドゥ教の神像に書き描き変えようとした形跡なども見られました。

542

カンボジアの遺跡巡りは、狭くて急な石の階段や足場が悪い所も多く、また太陽が顔を出すとかなり暑いので体力を消耗します

遺跡の構造はとても複雑で、迷路みたいに思えましたが、探検しているみたいでとっても興奮しました。

こんなにワクワクしたのって久しぶりかな?

095 第二回廊を抜け、上部に上がると巨大な観世音菩薩像がズラリ。

圧倒されます。

クメール人に似た厚い唇が特徴で、「クメールの微笑み」と言われています。

とってもおだやかなお顔です。

090

こちらも口角がキュッと上がって素敵な微笑の石造です。

私も一緒に笑顔で記念撮影

570 こちらは、現在修復中の為、中へは入れませんでしたが、ヒンドゥ教寺院のバプーオン

この辺りから急に雲行きが怪しくなり、いきなり、ザーッとスコールが・・・

でも、10分ぐらいで止みました。

107_2

ここは像のテラスです。

王宮前広場に面して南北に300m続くテラスです。

581

次にやって来たのは、タ・プローム。とても印象に残った場所です。

巨木の成長が早すぎて建物を破壊しているのです。

139

根が気持ち悪いぐらいに絡みつき、建物を飲み込んでいく様です。

自然の猛威を感じずにはいられません。

ここは、映画「トゥーム・レイダー」(アンジェリーナ・ジョリー主演)の撮影された場所なんです。

145 この男の子と比較するとよくわかりますが、とんでもなく巨大な木。

空高く伸び、葉っぱを青々と茂らせた巨木の生命力に、ただただ驚くばかりでした。

アンコールワット

遺跡巡り1日目の午後は、いよいよアンコールワットへ

カンボジアの遺跡巡りでは、午前の観光が終わると1度ホテルに戻って休憩します。

お昼は一番暑い時間帯なので、カンボジアの人もみんな休憩します。

しっかり体を休め、午後の観光に備えました。

クメール芸術の集大成と言われるヒンドゥ教寺院のアンコールワット

他の遺跡が東向きに建つのに対し、ここだけは西方浄土の方向を示す西向きに建てられているので、国王の墓とも言われています。

午前だと逆光になってしまうので、午後の観光がオススメだそうです。

158 雲行きが怪しい・・・。

と思っていたら、またまたスコール

周囲190mの環濠に囲まれたアンコールワットが見えてきました。

603 環濠にかかる長い参道を歩いて正門へ向かいます。

視覚的効果を十分に考えて建物が配置されているので、見る位置によっては尖塔が3本に見えたり、5本に見えたり、視覚から消えてしまったり・・・。

167

ベストスポット

池の水面に映る姿はなんとも神秘的です

晴れてれば最高なんですが

176いよいよ内部へ。

第一回路へ進みます。

177

181

首のない仏像が悲しい歴史を物語っていました。

ポル・ポト時代に多く破壊されたようです。

182

壁面には美しいデヴァター(女神)の彫刻。

第一回廊の内壁全周を埋め尽くす、全長760mのレリーフ。620186

インドの叙事詩や神話などがとてもリアルに描かれていました。

613 アンコールワットには古くから日本人が参拝に訪れていたようで、江戸の藩士・森本右近太夫の墨書です。

たんなる落書きにしか見えませんが・・・・。

625

198 第三回廊からの景色はジャングルまで見渡せる絶景のようですが、そこへ続く階段は急でとても危険です。

現在は修復工事のため立入禁止になっていました。

怖いけど、上ってみたかったな

202

サンセットを見に、プノンバケンへ。

20分ぐらい山を登ってきました。

ここも幅が狭くて急な階段です。

横向きじゃないと怖くて上れません

648

残念ながら雲が多くて夕日を見ることができませんでした

気を取り直して、今度はアンコールワットからのサンライズを見に朝4時半に起きて出かけました。

361

やっぱり雲が多く、カメラを構えてジーっと待ってたけど、いつのまにか辺りが明るくなっていました

結局、アンコールワットの背後から昇る朝日も見られず

こればっかりは運なんでしょうか?

雨季だし、しょうがないですね

その他のアンコール遺跡群

まだまだあります。アンコールワット遺跡群

こちらは、火葬の儀式が行われていた寺院、プレループです。

382 三層構造のピラミット型になっていて、下から見上げると迫力があります。

782

けっこう階段がきつい

384

上からの眺めも最高

785 祠堂を守護する巨大なシンハ像です。

要塞のような雰囲気のバンテアイサムレ

391 高い塀と環濠に囲まれ、ポル・ポト政権下では刑務所として使われたようです。

395 彫りの深いレリーフも見事でした。

最後は、シェムリアップの街から車で1時間ほどの場所にある、バンテアイスレイへ向かいました。

のどかな田舎道を走ります。

795 この辺りの村では牛や鳥を飼っていました。

812 そしてこちらがカンボジアの稲。

433 ここバンテアイスレイは、ラテライトと赤い砂岩が使われていて、光が当たると、赤く燃え立つように見え、緑の森によく映えます。

全体が赤く染まり、女性的な雰囲気を醸し出し、「アンコールの至宝」とも言われているようです。

409 壁面のレリーフはすべて物語になっています。

こちらは象に乗ったインドラ神が恵みの雨を降らせている場面。

精密に彫刻された壁面の装飾はどれも本当にすばらしかったです816

428 こちらは、「東洋のモナリザ」と呼ばれるデヴァター像。

436 ジャングルの中に点在する遺跡のほんの一部ですが、2日間かけて見て回りました。

カンボジアへ行くまで、こんなにたくさんの遺跡があるなんて知らなかった・・・

森の中にひっそりと眠る巨大遺跡や、木々に埋もれ、破壊の進んだ遺跡など、まだまだ数多く残る遺跡には、地雷が残り危険な場所もあるようです。

今回行けなかった遺跡も、またいつか訪れてみたいと思います。

トンレサップ湖

忙しい遺跡観光からちょっと一休み。

トンレサップ湖のボートクルーズに出かけました

339 トンレサップ湖は雨季と乾季で水量が変化する湖で、乾季は琵琶湖の3倍、雨季は10倍にもなるようです。

ちなみに今は雨季なんで、水位も深く、とても大きな湖でした。

乾季に旅行に来ると、この雄大な風景は見られないようなので、この時期に来れてよかったです

この湖には、約300種類の淡水魚が生息し、漁獲量は淡水魚としては世界有数の規模を誇り、人々に恵みをもたらしています。

ここで水上生活をする人々の暮らしをのぞかせてもらいました。

340 漁業をしながら、水上で生活する人々は、雨季と乾季では別の場所にこの家ごと移動するようです。

家の床下には水槽があり、乾季はその中の魚を売って生活します。

どの家も、アンテナが付いていてテレビも見れるし、なかなか住み心地は悪くなさそうです。

犬や猫を飼っている家もありました。

水上生活では、税金も払わなくて良いみたいだし、のんびりと暮らしているようでちょっとうらやましかったです

301

ここには遊園地だってあります。

714 教会、お寺、学校、レストランなど、何でも水上に揃っているのです。

675 子供たちが笑顔で手を振ってくれました

ここの子供たちは3才ぐらいから泳ぎを覚えるそうです。

小さい子も上手に船を漕ぐことが出来ます。

なぜかここにはちょっとした動物園もあり、ワニがいっぱいいました336

そして、ニシキ蛇もいて、記念に首に巻かせてもらいました。

意外とサラッとしていて、かわいいヘビでした

306 カンボジアといえば、遺跡巡りですが、

ガイドブックなどにあまり載っていないこのトンレサップ湖の雄大な自然を感じられるボートクルーズも、また違ったカンボジアの一面を見ることができ、なかなかオススメですね

カンボジアの伝統文化などなど・・・

  224230

こちらは宮廷舞踊の「アプサラダンス」。夕食時に鑑賞しました。

ポル・ポト政権時代には多くの踊り子が処刑されてしまったようですが、難を逃れた少数の踊り子によって復活したそうです。

写真がピンボケなんですが、指先1本1本の動きがとても美しく、優雅な舞でした。

349 350

こちらは「スバエク」という影絵芝居です。舞台裏では子供たちが一生懸命、手足の動く小さな人形を操っています。

こちらもレストランで鑑賞しました。

言葉は理解できませんが、なんとなくストーリーはわかりました

伝統品の工房を見学しました

454

464 455 468

469

一つ一つが全て職人の手作業なんです。

本当に丁寧できめ細かく、気の遠くなるような作業に、職人魂を感じました。

私も仏像の一つでも買って帰りたかったのですが、一つ完成させるにもかなりの歳月を要するようなので、それはそれはお値段も・・・

473 478

こちらは、「クメール伝統織物研究所」です。

カンボジアシルクの復興に力を尽くす日本人の森本喜久男さんが開いた工房です。

若いお母さん達が、子守りをしながらお仕事されていました

280

トゥクトゥクに乗って一人で街まで出かけました。

ここは、少し前の台風で道路が全部冠水してしまったようです。

住宅もかなり浸水の被害があったとか。

274 おっと、歯医者さんを発見!

職業柄、気になっちゃいます

289

”オールドマーケット”にやって来ました。お土産屋さんがいっぱいです。

けっこう値切れば、安くしてくれます。でも、本当の値段がよくわからない・・。実はぼったくられているんじゃないか?!とも思ってしまいます

291 強烈な臭い

293 肉、魚、野菜、果物、調味料など何でも揃います。

284 フランス人がオーナーのオシャレなカフェもあったので、

ちょっとここで休憩

283

カンボジアにも、こんな素敵なカフェもあるんですね。

足を伸ばせるソファでくつろげました

その他、カンボジアで食べた料理です

あまり写真を撮っていなかったので、一部ですが・・・・。

232 朝食はバイキングなんで、洋食もありますが、私はクイティウ(米粉の麺)があっさりしてとってもおいしかったので、毎朝食べてました

150_2

アモック・・・肉や魚をココナッツミルクで蒸し煮したものです。

おいしいです

151 野菜のオイスターソース炒めのような感じ。

152

これも、米粉の麺。

素麺みたいに細い麺で、魚醤の臭いが強烈だけど、癖になる味です。

153 こちらは、さつまあげみたいな感じ。

154

かぼちゃプリン

343

カンボジアのビールは薄くてとっても飲みやすかったです

346

カレーが最高においしかったので、オールドマーケットでカレーのスパイスや胡椒などを購入しました

最終日のランチは、ホテルでタイ料理のコース

438

444

446

447 

カンボジアのお隣はベトナム、タイなので、料理も似ていました。

あっさりとしていて、日本人の口に合う料理が多く、どれもとってもおいしかったです

南国のフルーツもGOOD

まだまだ地雷問題や貧困で病院にもいけない人々も多くいるカンボジアですが、今回旅したシェムリアップは、現地の人々もあたたかく、街もきれいでとても魅力的な所でした。子供がたくさんいて、みんな元気いっぱいの笑顔を見せてくれます。

見所満載のカンボジア、ぜひ皆さんも訪れてみては

« 2009年10月 | トップページ | 2009年12月 »

2018年9月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ