会社では、中間管理職の方々が一番忙しい。彼らには、常に大量の仕事が降りかかっています。
上司からは無理難題を突きつけられ、バイトや部下からは「今日の何をすれば良いのですか?」「この作業、意味があるのですか?」などと文句を言われ、中間管理職はいつもパンク状態です。
中間管理職は、
・上に反抗すると出世できない
・部下に嫌われると仕事にならない
という、名前の通り「中間」のポジションで、上下間のクッション役となっているのです。
中間管理職がすべての選択・判断にかかわっていたのでは、時間がいくらあっても足りません。
バイト・部下には、各々のレベルで裁量を持たせて仕事を委譲することで、、負荷分担していくべきです。
●仕事の計画からお願いする
部下に仕事をお願いするときは、作業をお願いするのではなくて、その上位にある目的と、それを遂行するための計画の立案も含めて、お願いしてしまいましょう。
仕事の中には色々な雑務が多く含まれています。業者に電話や、資料作成やコピーなど。
一段上位の目的レベルで仕事をお願いすれば、これらの雑務も一緒に引き渡せます。もちろん部下が行き詰ったときのフォローは確実に実施しなければなりません。
●中間管理職とは?
ちょっと難しいかな?と思える仕事、責任のある仕事をお願いすることで、部下のやる気を促すことができます。
どうでも良い仕事を与えられたら、誰でも適当に仕事しようとするはずです。
責任のある仕事を任せられたら、人は予想以上に動くものです。
もちろん、部下が何を考えているのか、どう行動しているのかは、常に注意深く観察しておきましょう。
余った時間を利用して、部下の仕事が上手くいかなかったときのための、バックアップ策を考えておきましょう。
問題が発生しそうであれば、バックアップ策による早めの手当てができます。部下は思い切って仕事をすることができます。
バックアップ策の検討の中から、将来の課題が生まれることが多いです。
中間管理職は、実務は部下に任せて、その進行状況を確認しながら、次の一手を考えておくポジション...、これが、本当の中間管理職の姿です。
最終更新日:2010.5.31 | トラックバック(0) | 時間短縮テクニック
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