plug-in 時に Host に対して応答しない(出来ない?)
USB の仕様では、USB 機器は plug-in 時に Host からのリクエストに対して正しく応答しなければなりません。「盗電
USB 機器」は USB Bus から提供される電源のみを利用し、USB 制御を行うチップを組み込んでいないため
Host のリクエストに対して応答出来ません。応答しないことより、Host は「盗電
USB 機器」を見つけることが出来ず、また正しく電源管理も行えません。
plug-in 時に使用できる電力は 100mA まで
USB の仕様では USB 機器に対し、最大で 500mA の電力を供給することを許しています。ただし
500mA 使用するためには Host より許可を得た機器に限られています。USB には、許可を得ていない時点では、100mA
以上使用してはならない仕様があります。「盗電 USB 機器」は、Host からのリクエストに答えることが出来ませんので消費電力は
100mA 内に抑える必要があります。
本当に 100mA で収まっているのか疑問ですが。
雰囲気としてはコピーコントロール CD(CCCD) と CD の関係に似ている感じです。これら「愛すべき盗電
USB 機器たち」を PC、もしくは USB HUB に接続してもなんら保障はありません。